「縁の下の力持ち」並木委員の皆さんの活躍
23日(火)の定例学友会の時間。テスト真っ最中ということに加えて、炎天下じめじめむしむしの暑さの中、並木委員会の皆さんと顧問の先生方が、勇躍「りんご並木」へ向い、繁茂する雑草の除草と、並木花壇の施肥を行ってくれました。本当に、頭が下がります。ありがとうございます。25日(木)に予定されている第2回全校並木作業が、これで安心して行えます。こういった「縁の下の力持ち」的な活動が、「りんご並木」を支えています。
1年生の並木委員のSさんは、今日の日記に次のようなことを書いてくれました。
「【並木】最近みんな、並木のことを忘れていませんか?今日、並木委員で25日のための作業をしてきました。その時、2回目の摘果作業が『されていました』。だれがやったのか聞くと、プロのアドバイザーさんたちが、やってくれたそうです。みんなは知らないと思うけど、知らないところで、りんご並木をきれいにしてくれる人がいるんです。だから、並木のことを忘れないように!!」
「縁の下の力持ち」である並木委員さんが、さらなる「縁の下の力持ち」の存在に気づき、それをクラスの仲間に知ってもらおうと呼びかける姿がある。飯田東中学校で、なぜ50年以上にわって「りんご並木」を守り伝える取り組みが続けられてきたのか?そのことに対する「回答」の1つを、Sさんの日記からうかがい知ることができます。それはつまり、「見えないものを見る力」と、「見えないけれど大切なもの感じ取る力」の存在です。
言い古された言葉ですが、「大切なものは、目には見えない」。かの『星の王子様』の中で狐が語るセリフです。まさに、23日の並木委員さんの取り組み、下伊那農業高校の皆さんのご協力、並木に関わる多くの市民の皆さんのご援助などなど、すべてが「縁の下の力持ち」となって、「りんご並木」を飯田市のシンボルたらしめているのでしょう。
願わくは、こんなステキな心遣いが天に通じ、25日が晴天となり(できれば涼しく…)、第2回全校並木作業ができますように…。
※写真下は、23日の並木委員による作業で拾ってきた、摘果されたりんごの実。背景は、テストに必死で取り組む生徒たちの姿。